「在宅でできる副業に興味はあるけれど、自分にできるのだろうか…」
40代・50代の方から、そんな声をよく耳にします。
老後資金や定年後の生活を考えると、今のままで大丈夫なのかと不安になりますよね。さらに「ライターなんて特別なスキルが必要なんじゃないか」と思って、一歩を踏み出せずにいる方も少なくありません。
でも大丈夫です。副業ライターは、特別な資格がなくても、文章を書くことに苦手意識があっても、始められる仕事です。しかも在宅でできるので、体力に不安が出てくる年代でも続けやすいのが魅力。
今回は、45歳でWEBライターになった私の経験も踏まえながら、未経験から在宅ライターを始めるための準備やステップをわかりやすく解説します。読み終えたときには「私にもできるかも」と、勇気を持って最初の一歩を踏み出せるはずです。
副業在宅ライターとは?仕事の始め方
在宅ライターとは、パソコンとインターネットさえあれば自宅でできる文章の仕事を指します。クライアントから依頼を受けて、
- ブログ記事
- 商品紹介文
- 体験談
- コラム
などを執筆するのが主な内容です。
会社に出勤する必要がなく、自分の生活リズムに合わせて作業できるのが大きな特徴です。
副業として始める人も多く、主婦や定年後の方、そして40〜50代から新しい働き方を探している方にも広がっています。
小説家になるわけではありませんし、特別な資格や専門知識がなくても、クライアントが用意するテーマに沿って文章をまとめられればOK。
もちろん、WEBで文章を書くための「型」を理解したり、SEO対策など検索上位を目指すための知識、スキルは必要です。しかしそれは、これから学べば良いこと。年齢は関係ありません。
続けるうちに文章力が磨かれ、文字単価や案件の幅も少しずつ広がり、安定した副収入へとつながります。いくつからでも始められるのが、WEBライターの魅力です。
在宅ライターは気軽に始められる副業ですが、いくつか最低限そろえておきたい準備があります。
パソコンとインターネット環境をそろえる
スマートフォンだけでも文章は書けますが、長文を書くにはやはりパソコンが必須です。
ただし、そんなにハイスペックなパソコンは不要です。
【最低限あれば安心のスペック】
- OS:Windows 10 以降 または macOS(最新推奨)
- メモリ:8GB以上(4GBだと同時にブラウザやWordを開くと重くなる)
- ストレージ:SSD 256GB以上(HDDよりSSDが起動や保存が速い)
- CPU:Intel Core i3 / AMD Ryzen 3 以上
- 画面サイズ:13〜15インチ
【実際の価格帯の目安】
- 新品ノートPC:6〜10万円程度 → これで十分に在宅ライター業は可能
- 中古PC:3〜5万円程度 → WordやGoogleドキュメント中心なら問題なし
パソコンとして使えるなら、別に中古でも構いません。リサーチしながら文章を書きますから、画面は大きい方が便利かもしれないですが、ここは好みです。
私はMacbookAirの13インチを使っています。
通信環境も安定している方が作業効率が上がるので、Wi-Fi回線を整えておきましょう。
基本的な文章スキル
難しい技術は必要ありません。まずは日記やブログを書く感覚でOK。「文章を書くことに慣れておく」だけでもスタートが楽になります。
ただ、文章を書いて、読者の役に立つことがWEBライターの仕事ですから、「正しい日本語」の理解は必須です。
この言葉って、これであってたっけ?と不安になることもありますので、私はこのような本を片手に仕事をしています。
「勘違いことばの辞典」
クラウドソーシングへの登録
初心者が最初の仕事を得るなら、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングがおすすめです。無料で登録でき、すぐに案件を探せます。
ライティング以外にも、WEB上でできる仕事がたくさん掲載されています。ライティングに限らず、パソコン一つで稼いで行きたいと思うなら、登録は必須です。
クラウドソーシングは、クラウド上ですべて取引をしますので、金融機関口座情報などをクライアントに知られる心配がありません。その分、手数料がとられるとはいえ、不必要に個人情報をさらす必要がないので、安心です。
作業時間の確保
在宅ライターは「空いた時間でちょっとやる」よりも、毎日30分〜1時間でもコツコツ続けた方が成果につながります。生活の中で執筆に充てられる時間を、あらかじめ決めておくと安心です。
副業でライターをやるとなると、平日の夜、もしくは休日に作業をすることになります。
- 平日の夜はリサーチを徹底する
- 土日にまとめて構成作り、本文作成を行う
など、自分なりのスケジューリングが作業を楽にしてくれるでしょう。
私は会社員のときからブログで広告収入を得ていたのですが、平日の夜はやはり疲れてしまって、あまり頭が働きません。
そういうときは、ネタ探しをするとか、ざっと下書きだけしておくとか、あまり頭を使わないでできる作業をしていました。
人によってライフスタイルが違うと思いますので、いつ、どのくらいの時間をかくするかということをあらかじめ考えていくと、スムーズに進められます。
気をつけてほしいのは、がんばりすぎるあまり、睡眠時間を削るなどして体調不良になること。
豊かな生活を送りたくて副業をするのに、体を壊したら意味がない。心にも余裕を持って、楽しく作業をしていきたいですね。
未経験から在宅ライターを始めるステップ
在宅ライターは、経験がなくても小さな一歩から始められます。具体的な流れをステップごとに整理してみましょう。
ステップ1:クラウドソーシングに登録する
まずはクラウドワークスやランサーズに登録。ここが案件獲得の第一歩です。
クラウドワークス(CrowdWorks)
日本最大級のクラウドソーシング。ライティング案件が豊富で、未経験向けの仕事も多い。
ランサーズ(Lancers)
こちらも大手。単価が高めの案件もあり、実績を積むと継続依頼につながりやすい。
ココナラ
スキルマーケット型。自分で「文章作成サービス」として出品できるので、経験がなくても始めやすい。
Shinobiライティング
ライティング専門のサービス。単価は低めだが、初心者が練習・実績作りをする場に向いている。
サグーワークス(Sagooo Works)
ライティング特化型。テストを受けると高単価案件に挑戦できる仕組みがある。
ステップ2:プロフィールを整える
これがすごく大事で、しかも、慣れないと難しいと感じる部分なんですが、要は「履歴書」みたいなものです。
転職の時の履歴書と違うのは、単にこれまでの経歴を書くのではなくて、「私はどんなことができるか」というアピールをするものだということです。
依頼主はプロフィールを見て応募者を選びます。経歴や得意分野、ライティングを始めたい理由を丁寧に書いておくと信頼につながります。
ただ、これから副業でライターを始めるんだから、実績なんてないじゃないか!と思いますよね。
私も最初は、何を書けばいいかわからなくて、困りました。
得意なジャンルや、実績がない時はブログの記事などを参考にしてもらえばよいのですが、書き方の基本はこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>「実績がないのにどうすればいい?ライターの応募文作成方法」
応募文は、一度型を作っておくと、応募のたびに一から描かなくてすむので楽になります。
ステップ3:初心者案件に応募する
最初は文字単価が低い案件でも大丈夫。というか、実績がない時に高単価の仕事に応募しても落ちてしまうので、最初は単価を気にしない!
商品紹介文や体験談など短めの記事から挑戦してみます。報酬よりも「実績を作る」ことを優先します。
ステップ4:実績を積み重ねる
数件の仕事をこなすうちに執筆の流れがつかめてきます。クライアントからの評価が増えると、次の案件にもつながりやすくなります。
この時期を乗り越えるのが、実は一番辛いかもしれません。
こんなに単価が低いんじゃ、副業で「稼ぐ」なんて無理じゃないかと思うこともあるでしょう。
私も、これじゃ時給200円くらいじゃない……とやる気をなくしかけたこともありますが、「書いて稼ぐ」と決めたので、なんとか乗り切りました。
でも、実績を積むには時間がかかります。文章のスキルも、たくさん書いて身についていくものですから、あきらめないでください。
小さな仕事でも、経験を積むごとに実力もついてきます。小さな仕事でも、コツコツと積み重ねていきましょう。
ステップ5:単価を上げていく
書くことに慣れてきたら、少しずつ文字単価の高い案件に挑戦しましょう。最初は0.5円くらいだったとしても、1円、1.5円と上げていけば、同じ文字数でも収入が増えていきます。
高単価な案件は人気が高く、応募者も多いです。
応募文に力を入れるとともに、ポートフォリオ作りもがんばっておきたいところ。
ポートフォリオとは、
- 自己紹介
- これまでに執筆した記事
などをまとめたものです。
「私はこういう記事が書けるライターです」と自己紹介するものですね。守秘義務などによって、自分が書いた記事のURLを提示できないこともあるのですが、その場合は、同じテーマでサンプル記事を作成しておくと良いです。
副業ライターのメリット・デメリット
在宅ライターは、気軽に始められる一方で注意すべき点もあります。良い面と大変な面を両方知っておくことで、デメリットを回避できます。
副業WEBライターのメリット
1.在宅でできる
通勤が不要で、自宅で作業できるのは大きな魅力です。体力的な負担も少なく、家事や育児、介護と両立しやすい働き方です。
2.特別な資格がいらない
文章が書ければ始められるので、資格や経験がなくてもチャレンジできます。
3.スキルが資産になる
続けるほどに文章力が身につき、ブログ運営や他の副業にも応用できます。
4.ライフステージに合わせて調整できる
仕事量を増減しやすいので、定年後や生活環境の変化にも柔軟に対応できます。
副業WEBライターのデメリット
1.単価が低い案件が多い
初心者のうちは1文字0.5円以下の案件も多く、思ったほど稼げないと感じるかもしれません。
2.納期のプレッシャーがある
依頼を受けた以上、締め切りを守らなければなりません。自己管理が求められます。
3.収入が安定しにくい
案件数やクライアントの状況によって、月によって収入に差が出ることもあります。
確定申告や住民税の対応も必要になるため、税金知識を少しずつ身につけておくと安心です。
40〜50代から副業ライターを始めても遅くない理由
「今から新しいことを始めても遅いのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし在宅ライターは、40〜50代だからこそ活かせる強みがたくさんあります。
人生経験が文章に深みを与える
なんのスキルも、特技もない。そんなふうに思っている40代、50代のなんと多いことか。
私の友人(58歳)も、口癖のように「私なんて……」といいます。でも、本当にそう思います?
これまでの仕事や家庭、子育ての経験、たくさんあるじゃないですか?
別に、医師や弁護士みたいな国家資格は必要ない、テーマに合わせて、読者が知りたいことを文章にしていくのがWEBライターです。そのわかりやすい文章を書くために、今までやってきたことが役に立ちます。
特に体験談や商品レビューを盛り込むような記事では、「年の功」が若い人には書けないリアリティや説得力を生みます。
これまで積み重ねてきたたくさんの経験。それが40代・50代の武器になるはずです。
信頼感や誠実さが評価されやすい
クライアントは「しっかり仕事をしてくれる人」に依頼したいものです。
私のクライアントから聞いた話ですが、納期を守らなかったり、突然音沙汰がなくなったりする人がいるみたいですよ。
これ、アルバイトが突然「飛ぶ」というのと同じだと思うのですが、いい歳の社会人でもそんなことをしてしまうらしい。
フリーランスのWEBライターって、クライアントと一度も顔を合わせたことがないという場合も多いので、つい忘れてしまうのでしょうかね、人として大事なことを。
さすがに、40代・50代になって、それはないでしょう?と思いたいです。
年齢を重ねた落ち着きや責任感は、信頼につながりやすい大きな武器です。
定年後も長く続けられる副業
在宅ライターは体力をあまり必要としないため、定年後も無理なく続けられます。
私は、図書館や本屋に行って調べることもありますが、基本的にはインターネットでのリサーチのみで、記事は書けます。
むしろ、ずっと在宅なことが不健康の原因になるかもしれませんが、肉体労働ではないですからね、年をとっても続けやすい仕事です。
多少体が動かなくなっても、頭さえ元気なら大丈夫。その安心感が、老後の生活を豊かにしてくれるはずです。
まとめ|副業在宅ライターは小さな一歩から
在宅ライターは、特別な資格やスキルがなくても始められる副業です。パソコンとネット環境があれば、誰でも挑戦できます。
年齢なんて、関係ありません。むしろ、40代・50代の方が、人生経験を活かした執筆ができるはずです。
最初は報酬が低かったり、不安を感じたりすることもありますが、コツコツと実績を積み重ねれば必ず道は開けます。40〜50代の人生経験は大きな強みとなるでしょう。
老後資金や定年後の働き方に不安を感じている方こそ、在宅ライターは心強い副収入の手段となります。まずはクラウドソーシングに登録し、プロフィールを書き、初心者向けの案件に応募する。その小さな一歩からすべてが始まります。
「自分にもできるかも」と思った今が、行動を起こすタイミングです。
【楽しく書いて生きていこう♪】
文章を書くのが好き。
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