今日の自分を好きでいられるか。それが私の仕事選びの基準
「どうして、あんなに安定した仕事を辞めちゃったの?」
公務員を辞めたときも、
リストラを経てフリーランスになったときも、
何度かそんな言葉をかけられました。
民間人になった時は、転職先の人に
「本当に辞めてよかったの?」
「こんなところに来てよかったの?」
とまで言われました。
客観的に見れば、もっと楽な道や、
安定的に収入を得られる道はあったのかもしれません。
でも今、自分の歩んできた道を振り返ってみて、
ようやくはっきりと見えてきた「私の仕事選びの基準」があります。
それは、「その生き方で、自分自身が納得できるか」という、とてもシンプルなものです。
「今の自分を好きか」は、高校生からの問いだった
高校生の頃、
作文にこう書きました。
「昔は良かったとは言いたくない。」
「常に、今が最高だと言える人生にしたい。」
明日はどうなるかわからない。
でも、明日をより良くするには、
今日の自分を最高の状態に持っていかないといけない。
だから常に「今日できることをやる」。
その頃からずっと、そう意識してきたように思います。
今の自分が、そのまま明日の自分になる。
だから**「今日の自分を好きでいられるか」が、私のすべての判断基準になっていったのだと思います。**
「安定」よりも「後悔しない自分」を
好きで始めたはずの仕事が、
好きではなくなってしまったとき。
動かざるを得なかった。
法律を作る仕事がしたくて公務員になりました。
でも、その夢が閉ざされた時、
「ここに居続ける理由」がなくなったんです。
アロマ講師として転職した先でも、2年ほどかけて徐々に変化が起きていきました。
まともに働けるスタッフがどんどん辞めていって、会社に将来性が感じられなくなっていった。
毎日電車に乗るのが嫌で、仕事に成果が出ている感覚もない。
そんな状態でいい仕事ができるわけがない、と思っていました。
「今の自分を好きか」と問いかけた時、答えはNoでした。
だから、リストラをきっかけに、フリーランスの道へ。
自分を好きでいられる環境へ移動しようと、思ったからです。
一貫しているのは、一つだけ
公務員を辞めたこと。
安定より「後悔しない選択」を優先した。
リストラ後に独立してライターになったこと。
どこかに属する安心感より「自分の力で立つ」ことを選んだ。
AIなら、もっと速く、
もっと効率よく文章を書けるかもしれません。
それでも私は、
自分の頭で考える時間を捨てたくない。
手段は何度も変わりました。
でも一貫しているのは、「納得できない自分でいたくない」という思いだけです。
給料の額より、目の前の仕事に「熱」を注げるか
仕事を選ぶとき、給料の額や人間関係はもちろん気になります。
でも、私にとって一番のバロメーターは、
「目の前の仕事に全力で打ち込める自分がそこにいるか」でした。
心が動かないまま、ただ時間を切り売りするような働き方は、
どうしても自分を納得させることができなかったのです。
その熱量が持てなくなったとき、
私はいつも次のステージへと移ってきました。
お金のことだけを考えれば、
フリーランスでいるより、
パートでもいいから外に働きに出た方が楽かもしれません。
それでも今の働き方を続けているのは、
「自分で考えて、行動して、すべての責任を自分で引き受ける」というスタイルが、性に合っているからだと思います。
納得感の先に、本当の「豊かさ」がある
私にとっての「豊かな人生」とは、単にお金があることではありません。
お金は大事です。
でも私にとってそれ以上に大事なのは、
自分の暮らしを「好き」で満たし、
自分をごきげんにして、
その土台の上で納得のいく人生を送ることだと思っています。
今はAIが何でも一瞬でやってくれる時代です。
でも、自分の頭を通し、
脳みそを振り絞って言葉を紡ぐという「泥臭いプロセス」にこそ、
私という人間の主体性が宿るのだと信じています。
今日の自分を好きでいられるか。
私は、これからも、
この問いだけは手放さずに生きていきたい。
人生は、
「正しい選択」を積み重ねるものじゃない。
「納得できる選択」を積み重ねるものです。
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