子供・家庭

仕事をしながら子供を中学受験させる大変さ。時間のなさをどうカバーするか

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我が家では、塾に行かずに中学受験をしました。無事に合格しましたが、大変でした。

合格までの過程を記録しておきたいと思います。

まずは、塾に行かないと決めたので、家で勉強させるために私がどう時間を作ったかです。

一緒に勉強する時間は、1日1時間と決めました。

私は仕事をしていると言っても自宅でやっていますので、通勤時間はありません。その点は、会社勤めをしているママとは違います。

毎日自分から勉強する習慣をつけさせることから(すごい大事!)

通勤がないとはいっても、仕事は朝から晩までやっていますからそれほど時間が有り余っているわけではありません。

手取り足取り勉強を教えるわけにはいきません。

ですから、自分でどこまでやってくれるか、それが合格のカギになると思いました。

そこで、5年生の春から、ドリルなど家庭学習を本格的に始めました。

それまでもやってはいたのですが、簡単な計算ドリルくらいで本腰を入れていなかったので、4教科全てのおさらいから始めました。

勉強しないとゲームはできないとする

うちの息子はパソコンのゲームが大好きで、放っておけばずーっとやっています。

だから、ゲームをするためには決められたドリルをやってからというルールを決めました。

どんな理由があろうと、家庭学習が終わっていなければゲームはできません。

1日分の量をやったらゲーム1時間。

もし2時間やりたいなら2日分やる必要があります。

もし疲れたとか時間がなかったとかなんだかんだ理由をつけて勉強しなかったらその日はゲームはなしです。

このルールで、仕方なく自分からやるようになりました。ゲームやりたさです。

1日、無理のない量を設定する

一度にたくさんやろうとすると必ず挫折します。

1日に1ページでもいい。とにかく、自分から毎日やるという習慣をつけることが大事なので、最初はハードルを低くします。

  • 算数の簡単な計算ドリル
  • 国語の文章題
  • 漢字練習

まずはここから始めました。1ページずつやれば良い、ということで。

この習慣ができるまで、数ヶ月。

中身は正直、この時点ではあまり見てません。「自分からやる」という習慣をつけるためだったので、間違えても良しとしていました。

徐々に増やしていく

算数と国語の習慣がついたところで、今度は理科と社会です。

理科と社会は範囲が広すぎるので、まずは4年生のおさらいからです。

1冊で4年生のおさらいができる問題集を買って、それを1日1ページ(見開きで1テーマなら2ページ)というようにプラスしました。

時間的には1時間もかからない量だと思います。

しかし30分でも自分から勉強する習慣がつけばそれで良いと思っていたので、これでOKでした。

一緒に勉強する時間は1日1時間

一緒に勉強を始めたのは、6年生の9月からです。

ですから、それまでは何をどうやっているかチェックするのみで、一緒にはやっていませんでした。

しかしこの時点で、自分から勉強するという習慣はついているので、あとはその1時間で何をすればいいか、ということだけを決めればいいので、とてもスムーズに進められました。

この時点で思ったことは、「自分から勉強することが当たり前」という習慣を作っておくことがいかに大事かということです。

さあ一緒に勉強しよう!といくら私が言っても、息子にやる気がなければどうしようもありません。

1時間という短い時間で理解を深めていくには、勉強することが当たり前になっている必要があります。

わかるところは放っておいて、わからないところを洗い出す

時間がないので、すでにわかっているところは放置です。

わからない部分を、何がどうわからないのか、模試の結果を見ながら洗い出していきました。

中学受験では、学校で習っていないことが出てきます。

しかしうちは塾に行っていないので、何が習っていて、何が習っていないのかがわかりませんでした。

そこで、模試の問題と教科書を照らし合わせながら、

  • これは習っている、教科書に書いてある
  • これは習っていない、教科書にも載っていない

ということの仕分けをしていきました。

その上で、教科書に載っていることなら後から復習すればいいので、習っていない問題を洗い出しました。

習っていないことはいきなり問題を見ても解けませんので、その基礎となる部分をまず勉強する必要があると考えて、ネットで問題の解説をしているサイトを探して、基本をまず教えました。

よく見ていたのは、このサイトです。

>>中学受験ナビ

非常にわかりやすかったので、助かりました。

その他にもYouTubeなどを検索して、息子がわかりやすい解説を探して基礎を教えました。

1ヶ月の予定を立てる

時間がないので、1日1教科に絞って集中してやるのがポイントです。あれこれやっても頭に入りません。

1日1時間でどこまでできるか。

1ヶ月で30時間、それをどう割り振るかです。

国語はまず長文を早く読んで理解する力をつけたかったので、これは一緒にやるべきものではない。

自分で読んで要約する練習をしてもらうとして、一緒でないとできないことは何かを考えて、それをこの1時間に詰め込むことにしたのです。

社会は得意科目だったので、自分で読んで出来ます。習ってなくても自力で勉強できる分野なので、あとで少し解説してあげればいい。

だから一緒にやるのは算数と理科。

ここに絞って、

  • 模試の解き直し
  • わからないところ、習っていないところの洗い出し
  • 基礎学習

これを30時間のうち、20時間くらいかけてやりました。

時間がないから何をすべきか絞ることが大事!

あれこれやろうとすると親子でパンクします。

まずは子供の得意、不得意を見極め、今何をしなければいけないのかを洗い出し、限られた時間内にそれを当てはめていきます。

そしてその大前提として、子供が進んで勉強するという習慣をつけておくということが大事です。

これが出来たら、忙しくて時間のないママでも、一緒に勉強してくことができると思います。

ABOUT ME
yuka nanami
WEBライター&ブロガー&アフィリエイター&アロマテラピー講師 40歳からは楽しく生きる!をモットーに、色々やってます。会社をクビになったからこそ開けてきた人生。年齢で自分を諦めない。幾つになっても楽しく生きることはできます。